長崎大が、マラリア治療薬の一種でエボラ出血熱の死亡率を下げる効果を確かめたと発表しました。本来目的以外に使われる薬も多い様なので一寸調べてみました。

アスピリン
  大昔から柳の枝が解熱・鎮痛の薬効が有る所から色々と研究され、1897年にバイエルが発売した世界初の人工薬。抗凝血作用が有るので米国では卒中予防薬として絶大な人気が有り、常習的に服薬する人が多いとか。胃弱の人は要注意です。

サリドマイド
 ハンセン病鎮痛・他剤との併用で抗癌効果・エイズウイルスの増殖抑制・糖尿病性網膜症と黄斑変性症の予防などが研究されています。

トリカブト
 昔から殺人に使われたり、漢方では強心剤として使われる事もありますね。危険なので素人は触るなと言われてますが、多く生えてる所では蜂蜜にも毒が入るので要注意とか。

モルヒネ
 3種類の芥子(ケシ)から採れます。芥子は花の奇麗な種類が多いのですが、モルヒネの原料になるのと、そうではない物との区別が難しく、栽培・観賞に際しては要注意です。詳しくは
http://www.ishikari.pref.hokkaido.lg.jp/hk/cth/contents/kesi_01.htm
を参照して下さい。
 阿片の侭で娯楽に使用された昔は依存性に過度な恐怖が持たれましたが、今では医師の監督下に用いれば危険の無い事が明らかに成っています。私も、胃全摘手術の予後に3日間、モルヒネ・ポンプの使用で、麻酔から覚めた時から無痛に過ごし、至極快適でした。