「男の子」「女の子」

 「米国女性の発言」が切っ掛けとなり、欧米で玩具の表示に「男の子」「女の子」が消え「子供用」の傾向が強まる一方、ピンク多用の女の子向け組立ブロックが批判されながらも商品として大ヒットしているとか。
 妊娠と初期育児の適不適・国の指導者の様に男女に役割分担が相応しい分野と、必ずしもそうではない分野が有るのは或程度自明でしょうが、其れ等と、男尊女卑・女尊男卑の有り様(よう)をごっちゃにする論議から、上記の様な矛盾態様が現れるのでしょう。
 性同一性障害者でない人が、歌舞伎・宝塚・パロディ役者の様に職業的に異性を演技する例も有るし、性同一性障害の程度・態様も千差万別ですから、余程しっかり考えないと、混乱から抜け出すのは難しいでしょう。