アルコール運転

 「無免許で車に乗っている人がいる。事故を起こす前に捕まえてほしい」と京都府警に匿名通報があり、2月2日、自宅から出て車に乗り込む73歳の男を確認、近くの路上で現行犯逮捕しました。自宅から経営する店までの片道約10kmを日常的に走行していた男は「50年間無免許。免許を取ったことはない」と供述しました。
 此数ヶ月に、似た様なニュースが数件報道されました。
 此話を聞いた例の爺さん曰く。
 「もう、半世紀以上前の話だ。会社に入って間も無く、中古の125ccのバイクを譲り受けて、運転試験場の近く迄其バイクに乗って行き、残りの100mくらいを歩いて行って、簡単な筆記試験と実技試験を受けて、芽出度く合格した。当時は酔っ払い運転なんか珍しく無かったんだども、どんなもんだか試してみたんだな。先ず、40km/hの速度感覚をメーター無しで体で覚える。次に、1升酒を飲んでも酔わなかった俺がビール1本飲んで、40km/hの速度感覚に成った所でメーターを見る。見事に50km/hで走ってんだな。2度目の機会に、ビール2本飲んで、40km/hの速度感覚に成った所でメーターを見る。これ又、見事に60km/hで走ってんだな。流石におっかなくて、3度目はやんなかったな」。