凍結

 健康な女性が「社会的理由」で凍結卵子出産したことが明らかになりました。
 元々、凍結卵子出産は、癌の治療などで卵巣機能が失われるのに備える“緊急避難”でしたが、晩婚化で妊娠が難しくなるのに伴い「卵子の老化」が注目されるようになり、将来の妊娠に備え健康な女性が卵子を凍結する例が増えてきました。自らの卵子を使うため倫理上の問題は無いこともハードルを低くしています。
 或クリニックでの出産成功率は1/17です。
 一般に健保の適用は受けられませんが、浦安市では1/3負担で受けれられる等の例も見られ、将来は此傾向が広がるかも知れません。
 治療に使われなかった凍結卵子の扱いなどのルール作り、出生児が将来疑問を持った場合の対応など新たな問題も考えられるとも謂われます。