汚染

 16歳以下の子供の1/3、5歳以下では1/2が花粉症を発症している事がロート製薬の調査で判明し、専門医はPM2.5や排ガスの影響も考えられるとの意見ですが、それだけが原因とは到底考えられませんね。
 1960年代にそれまでに食品添加物として指定されていたタール色素に発癌性などが発見され相次いで指定が取り消されたため、タール色素のイメージが非常に悪化し、それ以降は、食品用途には天然物から得られる色素を代替として用いられることが多くなっています。
 化合物番号(CAS登録番号)が付与された(化学合成)物質の数は約3千万種、うち工業的に生産されているものは約10万種、世界で年間千トン以上生産されるものは5千種程度、市場に広く出回っているものだけでも数万の物質が有ります。DDT、パラチオンの様に、広範囲に使用されてから有害性の故に使用禁止に成ったものも沢山ありますね。こういうのは消費者の側で予防することが可成り困難と思われます。
 有吉佐和子の「複合汚染」が世に出たのは1975年でした。