ネコノミクス

 和歌山電鉄貴志川線貴志駅の駅長で、昨年6月に死んだ三毛猫「たま」の人気など最近の猫ブームが齎す経済効果「ネコノミクス」について、関西大の宮本勝浩名誉教授(数理経済学)が試算した所、平成27年は飼育費やグッズ売り上げ、観光費用などを含め、約2兆3千億円に上ったことが判ったそうです。
 全国犬猫飼育実態調査では、国内で飼育されている猫は推計約987万4千匹。猫と犬の飼育数は23年には犬が233万匹多かったのですが、27年には猫が約4万匹差迄に迫りました。
 近い将来、高齢化や1人暮らし世帯の増加により、犬に比べて散歩などの世話の負担が少ない猫の飼育数は犬を逆転するとみられ、ネコノミクスはさらに上がりそうだという事です。