ロボット

    「皿の洗い方」を教えると、ロボットは人間に「近づく」んだそうで・・・

 マサチューセッツ工科大学人工知能研究室のポスドク研究者イルケル・ユルドゥルムに依ると「同じことを正確に何度も繰り返すこれまでのロボットではなく、不確定なことに対応するロボットを作り度い。それには、例えば食洗機に皿を入れる時、周囲の物理的状況を「完全に」把握しなければならない」。

 言うは易く行うは難し『塩鉄論・利議』

 市中に在る全ての食洗機に対応させるのか。全ての事故を予想し、対応を準備出来るのか。洗浄や事故の後始末は一つの家庭でも同じシチュエーションで起きるとは考えられない。必ず僅かの違いが発生する。ディープ・ラーンニングとやらで其れ等の解決が全て出来るとは考えられない。人間なら、4, 5歳の子供でも教えれば短時日で教えられるけど。
 庭の落ち葉を掃くのに、どんな箒でも使える様に出来るか。刻々変わる風の条件に即応して一定方向に落ち葉を集められるか。どれくらいの掃き残りを容認させるのか・・・
 1人暮らしで必要な全ての行動を通常のどんな条件でも完璧にこなすのが可能に成る迄には、標準型人形(ひとがた)ロボットにどれくらい記憶力・学習能力・其の他要件の開発が必要なのか、ロボット三原則も有るし・・・
 考えている内に頭痛が出たので、止めます。