結核

 此頃、結核のニュースが散見されます。
 結核に依る死亡率は1920年頃迄は世界的に其れ程の差は有りませんでしたが、同年頃のBCG接種開始から徐々に低下を始め、WW2後間も無くのストマイ発見からは劇的に低下して来つつあります。日本での其カーブは先進各国とそれ程変わりませんが、数字では少々多いのです。2016年の罹患率は米 2.9, 和 4.8, 仏 7.6, 英 11.5, に対して 日15.4 !と、先進各国のそれの約4倍なのが影響しているかも知れません。年間の新患は此処暫くは約1.9万人で推移しており、是等の細かい理由は、社会情勢とか医療体制とかが複雑に絡むので、一言では尽くせない様に思われます。