企業

  「企業は誰のものか」
 という問題が時に話題と成りますね。
  「企業は国民のもの、でしょう」
 幸いにして企業が成功すれば、税金を含めて必要経費を償却した後に儲けが出ます。儲けの使い道が企業主の器量を決めます。殆どの企業の重役会は企業主に大目の報酬を認めます。
 天下のトヨタの今年3月期利益は2,27兆円、社長の年報は2億円たらずです。儲けが出ている限り、雇用は保障され、社員の所得税と企業の納める税金は巡り巡って国民の裨益に役立ちます。
 松方コレクションを擁する国立西洋美術館が今年の7月に世界遺産として登録されるかも、という見通しが専らですね。別に、トヨタの社長さんに何かして欲しいという訳ではありません。