発癌物質

 何時頃の事でしたか、ワラビに発癌物質が含まれてるとかで大騒ぎした事が有ります。其頃ですか、ご飯のお焦げにも焼いたサンマにも発癌物質が含まれてるとか謂われましたが、ワラビを食べて癌に成るには軽トラック一杯の生ワラビが必要とかで此騒ぎは消えました。
 発癌物質の元も色々有ります。例の爺さんは「俺がご幼少のみぎりにゃ、ビスケット・沢庵・鱈子の奇麗だった事。其頃は、それこそ石炭から作ったタール色素らしいんだども、どんだけ喰ったか知れやせんべし。敗戦後はDDTで真っ白にされてさ、タバコは今でも吸ってて、今迄癌に成ってないのは天佑だべさ」
 ダイオキシンも随分騒がれましたが主に塩素化合物の燃焼により発生する物が「主犯」で焚き火等の副産物での影響は少ない筈ですが、騒ぎ以前迄に「顕著な有毒物」の発生が如何だったかの疫学調査が難しい事も有り、学者の研究も様々な偏向が有るとの説も有力です。
 PCBもそうですが、私の素人目には、顕著な有害物質の大量発生は戦後のプラスチック化学の急発展から生じた物が多い様に思われます。

おまけ
マイクロレンズの3D印刷に関して興味ある記事を読みました。
http://www.natureasia.com/ja-jp/research/highlight/10760/