人工授精

 現地時間昭和53 (1978) 年7月25日午後11時47分、イングランド北部のオールダム総合病院で、帝王切開により世界初の体外受精技術による子供ルイーズ・ブラウンが誕生しました。
 昭和23 (1948) 年にAID・非配偶者間人工授精が慶應大学病院で始まり、是迄に1万人以上が生まれています。慶應大学病院のAID開始から60年以上が経過し、是で誕生した多くの子供(?)達が、匿名で精子提供した実の父親を尋ねています(註)。
 其様な問題も有り、カトリックの教義からは姦通罪に当たると思われる上に、下手すると意識しない近親相姦成立の可能性も考えられますが、新聞・TVでの表立ったAIDに対する抗議報道を寡聞にして知りません。
 日本生殖医学会倫理委員会は平成21 (2009) 年3月、会員と患者および社会に向け、何らかの方向性を示す必要性と妥当性がある時期に至ったと判断しました。(2009年6月19日付) http://www.jsrm.or.jp/guideline-statem/guideline_2009_01.html#04

(註) http://homepage2.nifty.com/inachan/aid.htm
非配偶者間人工授精に関する部分以外の文章に、私の意見は差し控えます。