エスペラント

 ポーランドザメンホフが創作したエスペラントの話者は世界中で推定100万人と謂われます。人口1.3億人弱の日本で1万人、人口14億人と言われる中国で10万人と謂われます。
 圧倒的多数は欧州に偏在しています。理由は簡単で、基本的に印欧語系の文法を踏襲した言語であり、採用単語も印欧語系が多く、名詞の格が六つも有るロシア語や、慣用句を多用する英語や、変化が膨大なラテン語等の面倒臭さを解決しているので、欧州各国の人には学習し易いのですが、アラビア語・日本語・中国語等の文法体系には基本的に対応が無いらしいので、普及が進まないのは理解出来ます。
 ヒトには原初的な言語能力が有ると云う学者も居る様ですが、浅学非才の私の観点では、バスク語の起源と歴史がハッキリする迄は「本能に基づく世界語」の可能性は未だ先の話に思えます。