三日坊主

 三日坊主。多分、代表は日記でしょう。
 私の知人が定年退職1年前の元日に生まれて初めて日記を始めました。初めは何を書いたら好いのか、さっぱり判りませんでした。仕方が無いので、当日の新聞の見出しを一つ書いて、お仕舞いにしました。以来、今迄何年か続いているそうです。
 日記は目的・動機が有ってこそ長続きする様です。有名人の日記には、人生観・哲学を記述したものとか、時の政治・社会情勢に就いて直言が憚られる内容を死後に読んで貰う為にとか、仕事・趣味に関するメモとか、部外者でも興味を唆られる内容の物も有る様です。
 例の爺さんが青春時代に熱心に読んだ書物に阿部 次郎「三太郎の日記」というのが有ったそうです。内容は一種の人生論で、当時の若者の必読書だったとか。