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スパイクタイヤ

 スパイクタイヤは昭和25 (1950) 年代にフィンランドで誕生し、1960年代にヨーロッパで急速に普及、スウェーデンフィンランド等一部の国では現在でも使用されています。日本では1962年に生産開始、1970年代に入ると本格的に普及し、積雪寒冷地ではスノータイヤに取って代わり、100%に近い装着率となりました。
 昭和56 (1981) 年1月27日付河北新報 読者欄で「なぜ仙台の街は埃っぽいのか」という市民からの投書をきっかけに論争が起こり、マスコミ全体を巻き込む社会問題へと発展、同年11月に「仙台市道路粉塵問題研究会」が発足し「粉塵発生の主因がスパイクタイヤによる道路舗装剤の削損である」と発表され論戦に一旦、終止符が打たれました。 さっぽろ雪まつりでは雪像が車粉で黒く汚れる等、観光への悪影響も示唆されました。北海道等の積雪地では、雪が無くなる4月頃までスパイクタイヤを装着したまま舗装路を走行する自動車が多く、特に粉塵の影響が目立つ様になりました。
 当時、無風の日に札幌藻岩山から市街地を眺めると、山腹の半ばから下は紫色に霞んで、市街地は一面、雲の下の様に見えたそうです。一番の被害者はワンちゃんで、呼吸器疾患で医者に掛かった犬の肺は粉塵で真っ黒だったとか。
 平成3 (1991)年4月1日以降、特殊な車両等を例外として、舗装路でのスパイクタイヤ使用が全面禁止となりました。