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正倉院

 正倉院は、奈良市東大寺大仏殿の北北西に位置する、校倉造の大規模な高床式倉庫です。聖武天皇光明皇后ゆかりの品を始めとする、天平時代を中心の美術工芸品を収蔵していた建物で、1997年(平成9年)に国宝に指定され、翌1998年(平成10年)に「古都奈良の文化財」の一部としてユネスコ世界遺産文化遺産)に登録されました。
 756年(天平勝宝8歳)前後の建造とみるのが通説で、759年(天平宝字3年)以降、宝物出納の記録が残っているので、この年までの建立とされてます。記録によれば、平安末期には現存する宝庫1棟を残すだけだったとか。
 来歴のハッキリしている御物は、少なくとも10世紀の物が多く確認されており、発掘品でなく地上に伝来する物としては世界に類を見ないとされます。
 御物の中でも有名なのが天下一の名香と謳われる香木・蘭奢待で、珍品であると俱に、足利義満足利義教織田信長明治天皇など時の権力者が時々「削り取った」伝説も話題ですね。
 2010年(平成22年)8月31日、宮内庁は1世紀ぶりに正倉院の施設整備工事を目指し、改修は2011年(平成23年)9月1日から始まり拝観停止となっていましたが平成26年10月25日から公開が再開されました。