明治の男

 明治の男は、御維新で文明開化の「象徴」と成った、当時としては相当に遠慮されていた牛肉を召し上がられた勇気有る明治天皇の御代に生まれたのが自慢で、大正の男は人口割合で一番多く戦争で死んだのが口惜しく、昭和1桁の男は「昭和の子供」= 当時の「新人類」= で敗戦後の日本を造り上げたのが自慢です。
 敗戦直後はパージで年寄りが馘に成り経営陣がすっかり若返って産業界に活力が溢れましたが今や敗戦から70年を越えて「昭和の子供」にも老害が目立つ様に成りました。