年越蕎麦

 年越蕎麦の始まりは19世紀初頭、大阪で定着したらしいんですね。
 1年の締めくくりで細く長く生きるという願いが込められている、という説が最もポピュラーですね。他にも
 金銀の細工職人が、細工したときに散った金銀の粉を回収するために、蕎麦団子を使った事から来ている、詰まり、大晦日に貸し金を取り立てる、回収するので年越し蕎麦といわれている、
 商家が暮れの大掃除などで忙しいときに緩り食事が出来ない為、手軽な蕎麦で食事を済ませたので、後に蕎麦を食べる風習だけが残ったなど。
 「そばを食べている人は脚気にならない」という巷説が江戸での蕎麦の流行を後押ししたとの説も有りますが、蕎麦にはビタミンB1が多いので、体験的な言い伝えの可能性は考えられますね。
 地域に依っては、大晦日でなく元旦とか小正月に食べる風習も有ります。