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長寿遺伝子

 サーチュインが長寿に影響していると発見・発表したLeonard P. Guarenteさんは研究者として立派です。自分の実験方法のミスによって導かれた結果について素直に認めているのです。
 抑々、餌を制限すると寿命が延びる現象に対しては否定的な研究も出ていませんので、食事と寿命はなにがしかの関連があるのは間違いありません。でも、サーチュイン遺伝子のスイッチをオンして長生きしよう、という理論は実は世界的には既に過去のものとなっていることをお忘れなく。

 追記 最近、やっぱりカロリーを制限するとサーチュイン遺伝子が関連して長生きになる、との論文も出てきています。人でもカロリー制限をすると体の中で炎症マーカーが低下して、この減少はサーチュイン遺伝子の活性化によるものと考えられています(Biochim Biophys Acta 2013; 1830: 4820-4827)。症例数が少ない、調査期間が短いとの指摘もありますが、SIRT1遺伝子の研究は多くの方の望む健康で長生きを可能にするかも知れません。STAP細胞ではありませんが、一つの説が否定されても、しつこく違ったアプローチで可能性を追求するのが科学者の宿命です。
http://www.gohongi-beauty.jp/blog/?p=12940 2016年6月1日
(「サーチュイン遺伝子」は、長寿遺伝子または長生き遺伝子、抗老化遺伝子とも呼ばれ、その活性化により生物の寿命が延びるとされる)(Wikipedia)。