生命の解釈

 結婚の戒律に関してカトリックは荻野式の避妊丈を認めて居ます。但し荻野博士自身は生理周期の在り様を解明したのであって、避妊法として研究したのではないと言ってます。事実、之に依る所謂安全日は厳密に云えば1周期の内で3日も有るか無いかです。旧約聖書には随分と色々な性犯罪やらが記載されて居ますから、何時の世も文明が爛熟すると道徳は乱れるものらしいんですね。今は金さえ払えばAの精子とBの卵子体外受精させてCの子宮で育てDとEの夫婦の子に出来ます。人間の尊厳が発生のどの段階から認められるかで論争が激しいんですが、要は人工を認めるか如何かの神学論争だから決着は難しい。現実に立脚する技術は、超越の存在を含む信仰とは無縁で神学論争とは接点が無いから議論には果てが有りません。臓器部品工場は或程度、クローン人間も技術的には可能に成りましたが、クローン人間が実現すればヤヤコシイ事に成りましょう。