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民泊


http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/49346 から
ホテルが無いのに外国人宿泊客が押し寄せて来る街


 東京都中野区の一角。戸建てを中心とする静かな住宅街に、スーツケースを引きずるゴロゴロという音を響かせるのは中国系の2人連れ。彼らが探しているのは「民泊」。其辺りは第一種中高層住居専用地域(以下「第一種住専」)に分類され、ホテルは立地出来ないエリアだからだ。
 此1~2年でそうした旅行者たちが急に増えた。中野区役所に「区内の民泊は何カ所?」と問い合わせた。答えは「中野区では、民泊を含む簡易宿所としての登録は5件です」。担当職員は続けた。「中野区で未登録の民泊を運営しているのは大半が日本人ではない可能性があります」。中野区の民泊の多くは、外国人が“モグリ”で経営しているのだ。
 或不動産業界団体は「都内のタワーマンションの中には中国人オーナーに民泊として使われている所が有り、問題になっている」と明かす。「日本の不動産に投資するなら、賃貸運用ではなく民泊経営だ」と言い切る中国人もいる。
 中国の「参考消息網」は「1万3000件を超える日本の民泊登録の殆どが中国人による経営」だと伝える。サイトにアップされている部屋の画像を見ると、インテリアのセンスは如何にも“大陸好み”だ。民泊物件を提供するのも中国人、それを利用するのも中国人、という形で、何時の間にか水面下で大きな市場が出来上がりつつある。
 中国人による中国人向けのサービスでは、物件の管理も中国流となる。それを象徴する出来事が有った。東京在住の或中国人女性が友人からアルバイトを紹介された。「ハウスクリーニングで、2時間で2000円貰える」。面接後、直ぐにハウスクリーニングの実働部隊に組み込まれ、仕事の手順を教えて貰う事になった。「俺が遣るように遣ってくれれば良いから」そう言って、中国人男性はクリーニングの指導を始めた。

 彼は床に落ちている使用済みのバスタオルを拾い上げ、ユニットバスの水滴を拭き始めた。洗剤は使わず只拭くだけ。次に、同じバスタオルを使って便器の外側を拭き始めた。更に何食わぬ顔で便器の内側も拭き始めた。しかもフローリングまでも同じタオルで拭いているのだ。そして、バスタオルを其まま物干し竿に掛けて、彼女を連れ現場を去った。
 良心が咎めた彼女は其直後アルバイトを辞めた。但し、中国では彼の掃除の仕方は決して特殊でない。上海でも高級ホテル以外は、1つのタオルで床とコップを一緒に拭く事はよく有る。中国人なら誰でも其事は知っている。日本でこんな「中国式」が罷り通っていると、中国人訪日客は夢にも思わないだろう。