近頃の・・・


http://news.livedoor.com/article/detail/7400251/
 配属先の上司が人事にねじ込んできた。
 「使い物にならん。気が利かず感謝を知らない、自ら学ぼうとしない奴らばかりだ」というのだ。困惑した人事部では改めて社内調査を実施、「使える人材」と「使えない人材」を分けるポイントを探った。そして判ったのは、「使える」と言われた新人はみな子供の頃に親の手伝いをした経験があり、「使えない」新人はしたことが無い、詰まり「小さい頃お手伝いをしていたかどうか」が両者を分けたのだ。
 以後この会社では、「子供の時に親の手伝いをした事の無い人間は、採用してはならない」と決めたという。

 国の調査によれば、お手伝いをよくする子供は非常に正義感・道徳心が強く、お手伝いをしない子供はその逆だった。また東京都の調査では、お手伝いをしている子供は、していない子供より問題解決能力が高かった。

 他人とのコミュニケーション能力、判断力、洞察力など、企業に採用され評価されるにしても他の仕事に就くにしても、共通して必要とされる能力が有る。仕事に困らない人間に成る為には、そうした能力を早いうちから身に付けねばならない。其為に「お手伝い」に勝る経験は無いのである。

http://president.jp/articles/-/4043
 「どうも最近の新人は今までとは違う様だ」。そんな声が人事担当者を中心に上がっている。「近頃の若者は……」と紀元前の古代エジプトの時代から言われ続け、そんなステレオタイプの若者批判論を諌めた「今時の若い者はと憚る可き事は申すまじく候」という山本五十六の言葉も残っている。それにしても、企業の現場では首を傾げたくなるケースが続出している様なのだ。

 一番の問題は相手がお客様という意識が欠落している事。でも、それは相手が職場の上司や先輩の場合でも同じ。だから、友達言葉で返答してしまうのだ。上司への業務報告を絵文字入りの電子メールで送って来るのも、最早珍しい事ではなくなっている。

 そんなトラブルを数え出したら切りが無い。「フロントの仕事をしたい」とホテルを志望して来た新卒が入社直前の研修に金髪姿で現れ「本当に接客業務に就かせて良いのか」と採用担当者が頭を抱えたり、コンサルティング会社に入社しながら「やっぱり消防士に成りたかった」と言って、入社1カ月もしないうちに退職したり……。毎日何処かの職場で上司や先輩社員の悲鳴が上がっている。