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南沙諸島

 中国が領土と拘る南沙諸島は7億tの瓦斯と3億tの石油が埋蔵されてるとの説が有ります。
 広大なEEZや大陸棚の漁業資源や石油・天然ガス資源を当て込み、また安全保障上の要地として利用する目的で、現在は中国を含み、ブルネイを除く5か国が入り乱れて複数の岩礁砂州を実効支配しており、その多くには各国の軍隊・警備隊などが常駐しています。特に中国による埋め立て・浚渫は大規模なものであり、貴重なサンゴ礁及び其処に生息する海洋生物など自然環境の不可逆的な大破壊が懸念されています。

 明・清の官修地誌では、領土の最南端は海南島とされており、南沙諸島は清の領土線の外でした。官修地誌以外の民間著作でも、清の中晩期の『南洋蠡測』(顔斯綜の著)中に「萬里石塘」の記載があり、「此の塘を以て華夷中外の界を分かつ」と記述されています。境界線の位置は海南島の南の西沙諸島付近でした。 また清の乾隆年間の『吧遊紀略』(陳洪照の著)では、海南島付近と推定される「七州洋」を「中外之界」としています。
 アメリカのCSIS戦略国際問題研究所)は2016年1月の報告書で、中国の空母打撃群保有の可能性と併せて「2030年までに南シナ海が事実上中国の湖となる」と警鐘を鳴らしています。