結婚詐欺


 被害者は、出会いの場を使ったことを知人には言い辛いため、本人が怪しいと疑わない限りは詐欺師だと見破れない。
 騙される人は、恋愛に不慣れな人が多く、恋愛経験も豊富な詐欺師の事を簡単に信じてしまいがち。
 相手から幾ら騙し取れるかは、詐欺師にとって欠かせない重要情報なので、必ず金は手渡しで受け取り、貸した金が返って来る事は殆ど無い。
 金を受け取った詐欺師とは連絡が取れなくなり、何時の間にか姿を消し、この段階で騙されたと気付いても、嘘で固めた身元に辿り着く事は難しい。
 記録を残さない現金の手渡しに拘るのは、詐欺師だと判断して間違い無い。
 写真に写りたがらない、顔写真を記録に残させない、相手の知人・両親には決して会わせない、話に矛盾が多い。
 警察に相談しても民事不介入の理由で解決し難く、立証が難しいために泣き寝入りする被害者も多い。

男の手口

・ネット上や婚活パーティーなど、共通の知り合いゼロの場所で知り合っている。
・交際期間が短いのにプロポーズされた。
・最初はすごく羽振りが良く、高級レストランに連れて行って呉れたり、会う度に花束などちょっとしたプレゼントを呉れる。
・ 知り合って間も無いのに、貯金の額や年収について聞かれた事がある。
・ お互いの事をよく知らないのに、結婚や子供の事を話題に出す。
・ 繁華街や人の多い場所にあまり行きたがらない。
・ 少額のお金を借りてすぐに返して来た。
・床上手。
・ 連絡がつかないことが偶にある。
・ 出張や夜勤の有る仕事。
・ 家に行った事が無い。連絡先をLINEや携帯しか知らない。
・ 彼の友達に紹介された事が無い。
・ 外を歩くときに手をつなぎたがらない。
SNSを教えない。

5つ以上当て嵌まったら要注意。

女の手口

親近感があって将来の結婚を望んでいるフリが上手く可愛い一面を出す。
親が病気にかかって費用が沢山要るから逢えない。
外見はとくに美人ではないが、男のハートをくすぐるような発言。
交際中に後に残るデータ例えば写真や借用書などは絶対に残さない。
両親に逢わせて呉れなかったり、自分の親に逢って呉れない。
入籍をいつまでも引き延ばして、金品を要求する。

男女要約

 始めは無類の好人物、金を欲しがる、友人・身内の紹介が無い、証拠が残る行為を忌避する、二人で居る時に人目に付きたがらない、連絡先が怪しい・・・。