心疾患



https://www.kinshukai.or.jp/kinshukai/hanwakinen/departments/vascular/case/index.html

虚血性心疾患(狭心症心筋梗塞)の症状

胸が痛い
    狭心症の疑いがあります。代表的な症状は胸痛ですが、人によっては歯や顎の痛み、左腕や左肩の痛み、喉が詰まるなど、現れる症状はさまざまです。 痛みは5分以内に消失するのが特徴です。

突然の激しい胸の痛みが長く続く
    激しい胸痛が収まらない時は、心筋梗塞が疑われます。狭心症と同様、胸部以外にもさまざまな部位に痛みを感じることがあり、ときに激しい腹痛で消化性潰瘍と間違われる場合もあります。痛みは15分以上持続するのが特徴です。すぐに救急車を呼んで下さい。

坂道や階段を昇ると息が切れる
    決して年のせいではありません!息切れは虚血性心疾患による心機能低下の一つです。心臓の働きが弱った状態になると少しの運動でも息切れします。精密検査を受けましょう。
寝ると息苦しい。風邪でもないのに咳が出る
    風邪でもないのに咳がでる、夜間の尿量が増すというのは、心不全の初期症状にみられます。心不全は心臓のポンプ機能の衰えにより起こるもので、息切れ、疲れやすい、むくみ、体重増加が主症状です。虚血性心疾患が原因で起こります。

 虚血性心疾患の危険因子には、高血圧、高脂血症、喫煙、糖尿病、肥満などがあります。これらの状態が重なると血管が大きくダメージを受けますが自覚症状が全くありません。放置しておくと虚血性心疾患になりやすいため、40歳をすぎたら定期検診を受けることを強くお勧め致します。

心不全の症状
✮階段を昇ると息が切れる。✮足がむくむ。靴がきつくて履けない。✮ちょっとしたことで疲れやすい。✮息苦しくて夜なかなか眠れない。起きると楽になる。✮高い枕の方が呼吸が楽になる。✮食欲が無い。お腹が張る。✮風邪でもないのに咳が出る。ピンク色の痰が出る。✮夜中によくトイレに起きる。✮最近物覚えが悪い。よく混乱する事が有る。