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新興国冷汗三斗



 或新興国経験者のブログから。❮ ❯内は私の感想等。

 日本に有って新興国に無いものは公共精神と法治主義
 海外からの資金援助の相当部分が複雑な経路を経て、役人のポケットに入る。❮是は相当以前に曾野綾子が新聞紙上で援助に関する警告として発表している❯

 政府の腐敗行為は制度的で大多数の官吏において日常的に行われ、こういう環境では清潔さを維持しようする官吏が排除される。❮アヘン戦争の時、支那の林則徐は此慣例に依って失脚した❯

 新興国の腐敗は、完全に利権として確立しており、その構造を打ち崩すことは難しい。で、経済発展や民主化中産階級の拡大が自動的にこれらの腐敗を無くすとは考え難い。❮5000年の歴史を誇る某国も此例に漏れない❯

 伸び盛りの新興国の経済に、よく「日本の○年前みたいだ」という言い方をするが、実態は違う。50年前の日本は、いまの新興国に比べると遥かに政治的に清潔であった。で、種々の政策もその理念通りに実施出来た。欧米や日本などの先進諸国は50年前、現在の新興国よりずっと清潔だった。

 日本の法治主義は、日本人には極当たり前だが、実際には最も重要な社会的インフラである。現在の新興国が現在の先進国レベルの法治主義を達成するのは未だ長い年月が掛かるだろうし、抑々其処迄到達出来るかも自明ではない。日本はこれから政治経済の動乱を迎えるだろうが、この法治主義という貴重なインフラを維持し続ける限り、どんな難局も潜り抜けて、再び健全な成長路線に戻ることが出来るだろう。逆に、日本が法治主義を失い、今の中国の様な暗黒の人治主義に堕落して仕舞ったら、日本は永久の衰退路線に嵌り込んで仕舞うだろう。