暴対法

 昭和51年5月、三重県で開かれた全日本仏教徒会議で「ヤクザの法要、葬儀等は拒否」との決議が為されました。其後も全国の自治体で条例が定められ、ヤクザの「自由」が締め付けられている様です。

 暴対法(正式名称は「暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律」)は平成3年5月に制定、翌年3月1日に施行されました。
 是に依ると、所謂ヤクザは取引一般(銀行口座開設、商取引―葬儀社含む等)・就職が禁止です。要するに「足を洗わなければ収入の道も正常な社会生活の手段も皆無」となります。実際には色々と裏を掻いてシノいでいる様ですね。

 ヤクザと警察の関係は江戸の昔から色々と有った様ですが、戦後の或時期にヤクザと香具師を纏めてヤクザとして厳重に取り締まったのは間違いという説も有ります。

 敗戦直後の都内で第三国人の横暴が激しく、怒り狂ったヤクザと愚連隊が共同でGHQと交渉して旧軍の機銃を持ち出し、第三国人と対峙したという噂も有ります。