出身高校

 大学新卒者の採用面接で、出身高校名を気にする企業が増えた―と明かす人事関係者が相次いでいます。企業のプレエントリーには、ベンチャーでも1万、大手なら数万とかなりの数の応募があり、学生を振り分けるために高校名まで気にするようになったというのです。
 名門校であっても、大学に内部進学した学生は企業が敬遠しがちだと。受験という競争体験がなく、勉強していないと見られているから。一方で、東大受験マシンのように教育される新興進学校の出身者も、入社するまでに伸び切ってしまっているとして評価が良くないそうです。

 大学入試は一発勝負ですから、ラッキー、アンラッキーも有ります。それに比べて、出身高校は確かな情報で、名門校なら地元名士や役所幹部など良いOBが沢山居て、ビジネスの利点になると考えている様です
 推薦・AO入学や内部進学の学生は厳しい競争を経験しておらず、勉強していないとみられています。例えば、慶応幼稚舎からのストレートよりも、地方の名門高校出身者の方が出世すると考えています。幼稚舎なら、入学するときに親の年収とかで決まると見られていますから。

 雑誌「プレジデントファミリー」の2010年11月1日号によると、大手では高校名まではチェックしていない企業が多数派ですが、大企業の採用戦略立案などを手掛ける企業の社長や、学生の人気が高い食品大手企業の担当者は、高校名を気にすると答えました。
 或有名私大4年生男子は「地銀の面接で文系か理系かとか何が得意だったとか質問を受けましたが、遠回しに推薦入学かどうかを聞かれていた様にも思えます」と話しました。
http://news.livedoor.com/article/detail/6149618/