将来目覚めて...
昨年、動物実験で記憶をそっくり残したまま冷凍保存から無事目覚めさせることに初めて成功したというニュースが流れました。「動物」は線虫ですが。
将来的な医療の進歩に望みを託して死後に冷凍保存された人は、世界中に300人程居るとされ、SFでは非常にポピューラーなテーマですが、アルコー延命財団の様な業界は激しい批判を浴びており、科学者からも反対の声が寄せられています。
哺乳類の細胞や、一部動物の臓器を丸ごと保存出来る様にはなりましたが、身体全体となると打つ手がないのが現状で、今の所、哺乳類での成功例も皆無の状況です。
(註) アルコー延命財団。アリゾナ州に拠点を置く世界最大の冷凍保存企業で、一体2500万円程で遺体の冷凍保存を実施しています。