二千年ハス

 平等院蓮は平成11年、境内の阿字池の発掘調査で、約200年前の江戸時代の地層から見つかった1粒のハスの種を発芽させて育て、13年から毎年花を咲かせている。
http://news.livedoor.com/article/detail/13271727/

 1951年(昭和26年)千葉県千葉市検見川(現・千葉市花見川区朝日ケ丘町)にある東京大学検見川厚生農場(現・東京大学検見川総合運動場)の落合遺跡で発掘された、今から2000年以上前の古代のハスの実から発芽・開花したハスは「大賀ハス」と呼ばれる。

 大賀一郎(当時・関東学院大学非常勤講師)が発掘品の中にハスの果托があることを知り、1951年(昭和26年)3月3日から地元の小・中学生や一般市民などのボランティアの協力を得てこの遺跡の発掘調査を行った。翌日で打ち切りという30日の夕刻になって花園中学校(3月31日迄は千葉市立第七中学校)の女子生徒により地下約6mの泥炭層からハスの実1粒が発掘され、予定を延長し4月6日に2粒、計3粒のハスの実が発掘された。

 大賀が発芽育成を試み1952年(昭和27年)7月18日にピンク色の大輪の花を咲かせ「大賀ハス」と命名された。大賀はハスの実の上方層で発掘された丸木舟のカヤの木の破片をシカゴ大学原子核研究所へ送り年代測定を依頼して放射性炭素年代測定が行われ、ハスの実は今から2000年前の弥生時代以前のものであると推定された。自宅近く、大賀の銅像が建てられている府中市郷土の森公園修景池ではこの「二千年ハス」が育てられており、鑑賞会が催されている。
 大賀ハスは約20の地域に移植されている。(Wikipedia)から