「心が折れる」と鬱の切っ掛けになります。昔は是を神経衰弱と称していました。胃弱の漱石は遊学先のロンドンで神経衰弱に罹ったという話が有ります。神経衰弱とは名前の通り、精神的負担が過剰で「神経的に参った」状態なので、心の安静と、ともすれば陥り易い不眠対策として睡眠薬が使用されます。睡眠薬は過剰に摂取すると自殺願望傾向が強まる等の副作用が有るので、精神科医の注意深い処方が必要です。

 もう随分になりますが、日本の精神科医の中には「手間省き」の為に一時に多量の薬を処方する輩が居るとの評判が有ります。其他にも、抗鬱剤等には多くの問題が有る様で、医学が進んだ結果(?)問題の範囲がとても広く、素人判断の危険性がクローズ・アップされますが、医者に問題が有るとすれば、患者は如何すれば良いのでしょうか。
https://matome.naver.jp/odai/2140930151779788001 が、問題点の一つの集約として参考になります。

有名精神科医としては、山下清を発掘した式場隆三郎、躁鬱症に罹患し乍ら症状を自覚しつつ「ドクトルマンボウ航海記」を著した北杜夫を思い出します。