置き勉


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ランドセルが重い!広がる“置き勉”とは?
2018年6月13日 19時0分 日テレNEWS24


都内にある昭和女子大学付属昭和小学校。1年生のクラスでは、下校の準備が始まっていた。家に持ち帰るものを見せてもらうと-。

持ち帰るのは、水筒や筆記用具、プリントアウトされた宿題のみ。どの児童に聞いても、教科書を家に持ち帰らないという。

この学校が1、2年生を対象に導入しているのは、すべての教科書を学校に置いて帰る「置き勉」というもの。最近、この「置き勉」を導入する学校が増えているという。導入にはある理由が-。

「置き勉」と教科書を持ち帰るのでは、荷物の重さはどれほど変わるのだろうか。下校する1年生の荷物を測ってみると、教科書を持ち帰らない児童8人の荷物の平均は、1.67kgだった。一方、この学校で使用する7教科分の教科書は、2.16kg。「置き勉」で、約2kg分を軽減させていた。

さらに、「置き勉」が広がる背景にはこんな理由もあるという。

昭和女子大学付属昭和小学校、奈木野昌一指導部長「(以前は)もっと教科書も小さかったですし、それから上下巻に分かれていたと思うんですけども、今の教科書は上下巻合本にしたような形で厚さも増している。どんどん資料とか教科書とか増えている」

大きさや厚さが増しているという教科書。小学校では、学習指導要領の内容が変更したことなどから、2005年度からの11年間で、教科書の合計ページ数が約3割増えた。さらに、習い事などの荷物も増えているため、この学校では「置き勉」をすることで、子どもたちへの負担を減らせるという。

日本赤十字社医療センター副院長・整形外科センター長、久野木順一医師「あまり重たい負荷を加えると、バランスをとるため前かがみに猫背気味になる傾向がある。背中とか腰の痛み、肩こりとか首の痛みとかだるさとか、そういうのにつながりやすい」
小学1年生の場合、荷物の重さは、体重の15%以下、約3kg以内に抑えるべきだという。学習環境などに応じて変化していく子どもたちの持ち物。注意深く周りが見守る必要がある。

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ランドセル重量平均6kg、小学生3割が痛み セイバン調査「負担かけない対策を」

2018年6月13日 19時7分 産経新聞

 小学生が通学時に使用するランドセルの重さは重い日で平均約6kgに達し、約3割の小学生が背負った際に痛みを感じていることがランドセルメーカー「セイバン」(兵庫県たつの市)の調査で分かった。

 調査は今年3月下旬、全国の小学1~6年生2千人の保護者を対象にインターネットで実施した。

 ランドセルの荷物が1週間で最も重くなる日の重量は「3~4キロ未満」の回答が15.8%で最も多く、次いで「4~5kg未満」(12.3%)、「2~3kg未満」(11.3%)などとなった。回答全体を平均すると約4.7kgとなり、ランドセル本体の重量(約1.3kg)を加えると6kg程度を背負うことになる。同社は「教科書の大型化や増ページの影響で荷物の重量が増えていることが明らかになった」とする。

 ランドセルを背負ったときに痛みを感じると回答した割合は31.2%で、首の周囲に痛みを感じているケースが多かったという。