金色夜叉

 北里大講師堀敬子の調査では金色夜叉の種本はバーサ・クレーの「 Weaker then A Woman」。日本橋丸善で購入と推定。北大名誉教授の亀井秀雄は「著作権やオリジナリティー観念不明確の当時は種本のアレンジに腕を競っていたが、無名の通俗小説が種本なのは興味深い」と。

 古代からダイヤモンドに目が眩む女性は居た様で、現代の研究でも、排卵期の女性はそうでない時よりも「マッチョ」に惹かれるとか (ヘルスケア辞典)。

 何時の頃からか、特定の期間は身動きがとれず、止む無くオスに寄り掛からざるを得ない状況がそうさせるのかも。

 ネコ科の牝は育児期間は如何なる雄も近づけず並大抵の雄は恐れを為して引き下がるとも。

 魚の中には雄の口中に卵を産み付けて後は知らん顔とか、雄の腹の袋に卵を産み付けて後は宜しくというのも居るし。