寒冷化

  氷床コアの最新研究結果から、ヒトのCO2排出に依る影響も有り、近い将来に於ける氷河期の到来が凡そ10万年は無いだろうという予想が Nature のリポートに載りました。
 現在の地球温暖化傾向が当分は続く事になり、気候の大規模変動や海面上昇に伴う諸種障害の実現性が確実に成ったという事でしょうか。
 一方では別な考えも有ります。
 1月3日、此ブログで「温暖化」に触れていますが、太陽物理学者は此説と反対に、近い将来寒冷化が始まるのではとの警告を発しています。理由は、現在の状況が続けば、2030年頃には太陽磁場が最低状態に成り、実際にそう成れば、地球の寒冷化は免れないというのです。
 太陽の黒点が少なかった時期のロンドンや江戸ではテムズ川や隅田川が結氷し地球が寒かった事は各種記録から、太陽の磁場が強い時期に地球全般が温暖だった事は記録や「源氏物語」「枕草紙」など日本の平安時代の文学記述からも見て取れるといいます。
 CO2の影響と太陽活動の影響とどちらが大きいか、語弊を顧みず謂えば、眞にスリリングな話題ではあります。