ファクシミリ

 1898(明治31)年、アメリカ人ハンメルが原理的に現在と同等の電気化学式ファクシミリを発明。原稿サイズは最大8×6インチ (1インチは2.54cm) で送信時間は20 - 30分、いくつかの米国新聞社で採用された。
 1906((明治39)年、ドイツ人コルン (Arthur Korn) とフランス人ベラン (Edouard Belin) がほぼ同時に光電管を使用。送受信それぞれ別の音叉を使い、同期に問題が有った。
 1928(昭和3)年、NE式が在野の発明家安藤博による「同期検定装置」を採用して同期問題を解決、大阪毎日新聞がNE式を採用した。
 1936(昭和11)年のベルリンオリンピックでベルリン - 東京間に敷設された短波通信回線により電送された写真が新聞紙面を飾り、飛行機便による速報写真は役目を終えた。
 1959(昭和34)年、朝日新聞が東京本社から北海道支社に紙面を伝送して現地で印刷するファクシミリ方式の新聞製作を日本で初めて開始。以後、本社から地方支社へ紙面を伝送→現地印刷する新聞社が増えた。(Wikipedia)