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形見

 形見にも色々有りますが、動産、不動産の他に有名なのが宝石等の身の回り品でしょう。私は宝石には全く興味が無いので、綺麗だなとは思うものの、炭素の塊やアルミ酸化物を有り難がる人間の心理は不可解です。私の細君も本当に欲しくないのか如何か解りませんが、強い執着心は無い様なので助かって居ます。時計も、随分と贅を尽くした装飾品が有りますが、是にも全く興味は有りません。只、戦前の国鉄が使ったロンジンだかウォルサムだかの完動骨董品が手に入れば嬉しいと思います。先年、舶用の室内時計を手に入れて修理し、日差を1分以内に抑えて暫く使って居た頃は楽しい日々でした。
 先日も何処かで話題になりましたが、篤学の人の蔵書を地方の図書館に寄贈したらぞんざいに扱われたとて賛否両論で賑わってました。
 私も何十年か生きている内に随分本が溜まりましたが、或引っ越しに際して9割方を捨てました。素人が溜めた本を誰かに寄贈するのは意味が無いと思ったのです。
 妻の知人が年を取りつつある親御さんに言いました。「何も心配は要らないよ。ぜーんぶポイするから」。親御さんは本当に価値ある形見を用意しました。茶碗セット、収集した絵、着られなくなった衣類とかの殆どは捨てる方に区分されたそうです。