挽馬

1995年現在で挽馬の検定は6倍。詰まり5/6は肉に成りました。
毎年9,000頭の日本馬が馬肉になっています。
寿命で死ねるサラブレッドは1%程度と謂われています。
2008年生まれの現7歳馬は7,336頭(2015年現在)いて、そのうちレースで稼いだ総賞金が1億円以上の馬は134頭です。寿命まで生きて元が取れる馬は1.8%しか居ません。

 厚生労働省は2016年、食中毒対策として流通過程で馬刺しを冷凍処理するよう全国に通知しました。馬刺しでは稀に軽い食中毒が発生することがあり、最近になって「ザルコシスティス・フェアリー」という寄生虫が原因とわかりました。で、馬刺しの流通は冷凍のみとなりました。

 2016年、減り続けてきた馬肉の消費が、日本一の産地・熊本では9年ぶりに生産量が増加に転じました。割高な「高級品」だけに、景気の影響を強く受けます。