Sさんの満州回顧 三中井

 三中井(ミナカイ)と言う、日本では三越並み、新京一のデパートにも何回か出掛けた。幼児にとってデパートは何でも売って居る様に見えて其実何を売って居るかの具体的な認識は出来ない。玩具とお菓子と食堂と屋上の遊園地位しか印象には残って居ない。和服売場が畳敷きで靴を脱いだのは覚えている。
 此デパートの菓子売場でチョコを買って貰ったが一度に全部食べると鼻血が出ると脅かされた。
 デパートの食堂で食事をした事はあるが町なかのレストラン等に入った記憶は殆ど無い。一度、ボーナスの奢りか、何処かの支那料理店で鯉の丸唐揚げを喰った事が有る。日本の中華料理店でも出すが、タレのスパイスが違うし揚げ方も違うので本場の味がしない。
 吉野町と言う繁華街も数回訪れた。夜なのに街がエラく明るいので驚いた。何とか銀座の存在は聞かなかった。
 駅を出てから左手にロシア人経営のモロゾフと言う菓子屋が有り粒チョコを買いに数回寄った事が有る。中にブランディーの入ったチョコを喰った事も有るが1粒では全然酔わなかった。

 

愚痴を聞くバイト

 表題のアルバイトが有るそうで。
 暇な主婦には打って付けだそうですが、無資格でも出来るとか、有料の講座や研修が必要とか、資格授与の詐欺とか色々有るので、用心も必要とか。

 「いのちの電話」相談員が減って苦境に立たされているという記事読んだけど、
・1~2年掛けて資格のために3~4万円自費で研修
・無報酬、交通費さえ出ない
・地域に依っては24時間体制ローテーション
という条件で、なぜ相談員が此ご時世に増えると思っているのか、そちらの方が謎である。2016年11月29日 17:55
とのTwitterユーザー発言に大きな反応が有りました。

 私の知人の主婦は70歳を過ぎています。数日に1度の割合で、気心の知れた女友達から電話が来ます。1〜2時間の通話はザラで、早い話、無償の愚痴聞き屋だと苦笑してました。

 

死後離婚


 未亡人が提出すれば、亡夫の親族に拒否する権利は無い。2005年に1772件だった姻族関係終了届の提出数は、2015年には2783件と、10年で1000件以上も増えている。

 死後離婚の理由として多いのは次の4つだという。

【1】生前夫とうまくいっていなかったが、遺産と遺族年金を受け取る為に夫が死ぬのを待っていた。
【2】夫と仲は悪くはないが、夫の実家と折り合いが悪かった。
【3】夫の死後、お墓の管理や親族の介護などをしたくない。
【4】姻族との繋がりから自由になりたい。

 中部地方に住む宮田愛子さん(59・仮名)の理由は【4】だ。夫とも、其家族とも仲が良かったが、20年以上連れ添った夫の死から2年後に決断した。「夫の死後、通い始めたカルチャースクールで出会った5歳年下の男性に口説かれたのが理由です。仲々男女の関係になる踏ん切りが付かなかったのは、夫の親族の目でした。離れて暮らしていたけど、何だか申し訳なくて……。姻族関係を解消した今は、誰の目も気にする事なく第二の人生を謳歌しています」。夫が死んだ後、自宅や遺品、遺族年金を受け取る権利を持ったまま、煩わしい姻族関係は捨てられる。

 デメリットは無いのだろうか。『死後離婚』(洋泉社刊)共著者の一人で行政書士中村麻美氏が言う。「妻には夫の親の遺産を相続する権利は有りませんし、姻族関係を続ける事で金銭的に得をすることは無い。強いて言えば、もう二度と夫の親族に戻れない事ぐらいでしょうか」

 斯様にに死後離婚がメリットだらけなら、妻を看取った男性がそれを選んでも良さそうだが、そういったケースは殆ど無い。「抑々夫の側には、妻の両親の面倒を見る、という発想自体が無いのです。特に高齢の男性は介護を現実的に考えていません。若し妻の親に介護が必要になっても、自分で手を動かすのではなく、施設に入って貰う事を考えます。そこが男女の違いです」。

 これらは夫がこの世を去った後の話だが、亡夫としても無関係とはいかない。
「例えば、亡夫に兄弟が居なければ、残された家族の介護問題や墓の管理は、妻の役目になる。そういった負担を妻が拒んだ事で、子供に其役目が降りかかるケースが有ります」(共著者でお墓・葬儀コンサルタントの吉川美津子氏)
 死んだ後に家族に迷惑が掛からぬ様、生前から妻との関係は良好にしておくべきだろう。尤も「一緒のお墓に入ります」と承諾されていたとしても、安心は出来ないのだが。

週刊ポスト2017年2月27日号
http://news.goo.ne.jp/article/postseven/life/postseven-492708.html

進化

先史時代のネアンデルタール人の食生活が歯石から判明
Nature
2017年3月9日
Evolution: Prehistoric plaque reveals Neanderthal diet

ネアンデルタール人の食事に明確な地域差があることが、古い時代の歯石(固くなった歯垢の一種)に保存されていたDNAから明らかになった。歯沈着物の遺伝的解析は、現生人類に近縁のヒト族の食習慣(肉の摂取量を含む)に関する手掛かりをもたらす可能性がある。この研究成果を報告する論文が、今週のオンライン版に掲載される。
ネアンデルタール人の食事に関する過去の研究では、それぞれの地域での食料の入手可能性が重要なことが明確に示されたが、ネアンデルタール人が食べていた動植物に関する具体的なデータは少なかった。今回、Laura Weyrichの研究チームは、ヨーロッパで出土したネアンデルタール人の歯石標本(5点)から採取したDNAの配列解析を行い、ネアンデルタール人の食事と健康を遺伝的に再構築した。その結果分かったのは、スピ洞窟(ベルギー)のネアンデルタール人がケブカサイや野生のヒツジを食べていたのに対して、エルシドロン洞窟(スペイン)のネアンデルタール人がマツノミ、コケ、キノコを食べていたことだった。また、Weyrichたちは、口腔内マイクロバイオームを再構築して健康と疾患に関する評価を行った。その結果からは、スペインのネアンデルタール人に歯性膿瘍と慢性の胃腸病原体が見られ、天然の鎮静剤であるポプラや抗生物質を産生するペニシリウム属菌類によるセルフメディケーションを行っていたことが示唆されている。
Weyrichたちは、こうした食事に関する知見に加えて、口腔細菌種の1つについて、ほぼ完全なゲノムを同定した。この口腔細菌は約48,000年前のもので、これまでに同定された微生物の概要ゲノムの中で最古のものとなった。
http://www.natureasia.com/ja-jp/research/highlight/11696/

近頃の・・・


http://news.livedoor.com/article/detail/7400251/
 配属先の上司が人事にねじ込んできた。
 「使い物にならん。気が利かず感謝を知らない、自ら学ぼうとしない奴らばかりだ」というのだ。困惑した人事部では改めて社内調査を実施、「使える人材」と「使えない人材」を分けるポイントを探った。そして判ったのは、「使える」と言われた新人はみな子供の頃に親の手伝いをした経験があり、「使えない」新人はしたことが無い、詰まり「小さい頃お手伝いをしていたかどうか」が両者を分けたのだ。
 以後この会社では、「子供の時に親の手伝いをした事の無い人間は、採用してはならない」と決めたという。

 国の調査によれば、お手伝いをよくする子供は非常に正義感・道徳心が強く、お手伝いをしない子供はその逆だった。また東京都の調査では、お手伝いをしている子供は、していない子供より問題解決能力が高かった。

 他人とのコミュニケーション能力、判断力、洞察力など、企業に採用され評価されるにしても他の仕事に就くにしても、共通して必要とされる能力が有る。仕事に困らない人間に成る為には、そうした能力を早いうちから身に付けねばならない。其為に「お手伝い」に勝る経験は無いのである。

http://president.jp/articles/-/4043
 「どうも最近の新人は今までとは違う様だ」。そんな声が人事担当者を中心に上がっている。「近頃の若者は……」と紀元前の古代エジプトの時代から言われ続け、そんなステレオタイプの若者批判論を諌めた「今時の若い者はと憚る可き事は申すまじく候」という山本五十六の言葉も残っている。それにしても、企業の現場では首を傾げたくなるケースが続出している様なのだ。

 一番の問題は相手がお客様という意識が欠落している事。でも、それは相手が職場の上司や先輩の場合でも同じ。だから、友達言葉で返答してしまうのだ。上司への業務報告を絵文字入りの電子メールで送って来るのも、最早珍しい事ではなくなっている。

 そんなトラブルを数え出したら切りが無い。「フロントの仕事をしたい」とホテルを志望して来た新卒が入社直前の研修に金髪姿で現れ「本当に接客業務に就かせて良いのか」と採用担当者が頭を抱えたり、コンサルティング会社に入社しながら「やっぱり消防士に成りたかった」と言って、入社1カ月もしないうちに退職したり……。毎日何処かの職場で上司や先輩社員の悲鳴が上がっている。

張り紙


急ぐとも心静かに手を添えて外にこぼすな松茸の露
ここは大便をする所ではありません。他のお客様に迷惑です
トイレで体を洗わないで下さい。熊本市現代美術館
トイレットペーパー以外流さないで下さい
一歩前へ 仕事の時も 今この時も
トイレットペーパーを持ち帰らないで下さい
一歩前 おまえのそんなに 長くない
トイレ内でのゲーム禁止
トイレにパンツなどを流さないで下さい。詰まって他の人が使えなくなります

詰まったら、それ以上は水を流さないで! (あふれます)
Once clogged up, DON’T FLUSH!  The toilet bowl will overflow.
怒りませんから、職員までお知らせ下さい
Please let us know.
大阪大学付属図書館

当店のトイレをきれいにご利用下さいまして誠にありがとうございます。またご利用下さい

 

天変地異が暴く人間の業


http://www.sankei.com/column/news/160830/clm1608300003-n1.html
2016.8.30 05:04更新
産経抄
天変地異が暴く人間の業

 凍えそうだった。もう、死ぬのかな。当時9歳だった岡田夏音(なつね)さんは、覚悟したそうだ。北海道湧別(ゆうべつ)町で平成25年3月、父の幹男さんが運転する軽トラックは吹き荒れる暴風雪のために立ち往生した。2人は歩いて自宅近くの倉庫に辿り着いたものの、中に入れない。
 ▼その時、聞き覚えのあるメロディーが、耳に入ってきた。「なっちゃんはね…」。童謡「サッちゃん」の替え歌である。幹男さんは2回歌ってから「夏音起きろ」と呟く。其まま、抱きかかえるように倒れ込んできた。幹男さんは愛娘を10時間以上温めて守り抜き、自らは力尽きた。

 ▼イタリア中部で発生した地震では、300人近い死者が出ている。9歳のジュリア・リナルドさんと4歳の妹のジョルジャちゃんは、崩壊した家のがれきの下敷きになった。約16時間後、救助隊員が姉妹を発見した時、ジュリアさんは、妹を庇うように抱きしめたまま息絶えていた。ジョルジャちゃんは姉の作った空間のお陰で呼吸が続けられ、助かったらしい。ジュリアさんは、どんな言葉で妹を励ましたのだろうか。

 ▼8年前に中国で起きた四川大地震では、学校の校舎の倒壊が相次ぎ、多くの子供たちが下敷きになって亡くなった。必要な鉄筋を省いて脆く成った「おから工事」と呼ばれる手抜き工事が原因だった。

 ▼今回のイタリアの地震でも、倒壊した建物について手抜き工事の疑いが浮上し、地元検察当局が捜査に乗り出した。建築費を浮かすために、セメントに混ぜる砂を通常より多く使っていた可能性がある。

 ▼自らを犠牲にして妹を救った少女と、不正建築で私腹を肥やした悪党たち。無慈悲な天変地異は、人間の心の美しさと醜さの両方を露(あら)わにする。