閉校

 東日本大震災被災し、3月末に閉校した仙台市若林区の荒浜小(児童16人)と宮城野区の中野小(40人)で3月26日、閉校式がありました。ともに1873(明治6)年創立の伝統校です。
 古い小学校の閉校には様々な理由が有るでしょうが、過疎等が理由での閉校では、故郷喪失を伴う事もあるので、一段と悲哀が大きいとも思えます。
 例の爺さんの知人の一人は夕張の或町の小学校を出ています。炭鉱閉山から既に何十年も経つので、沢沿いで段々畑状の土地に建っていた木造炭鉱長屋や木造校舎は最早跡形も無く、跡地は段々畑状の痕跡も見えず、自然林に戻りつつあると、涙ぐみ乍ら思い出話をして呉れたそうです。同じ様な事情は日本中の炭鉱跡地で同じ様なものなのでしょうね。