基礎知識

 子供の為に科学の基礎知識を解り易く書いた本が有ります。
 古い方から見ると「ロウソクの科学」をファラディーが書きました。燃焼に伴う物理・科学現象を説明したものです。
 寺田寅彦に「茶碗の湯」というのが有り、水・水蒸気・気象等の基礎知識が小学上学年なら誰でも解る様に書かれています。
 例の爺さんの知り合いの満州育ち小父さんの話では、WW2が始まった頃に薄緑の表紙、横長・縦組で「子供の電気」という本が出て、発電の仕組みでは水力の高水圧用のペルトン水車と低水圧用のフランシス水車、名古屋ではトロリーバスが走っている、ダイヤル電話機はセレクターと「コンネクター」で繋がる等の知識を得たそうです。
 今、名古屋のトロリーバスは廃止されており、セレクタコネクタで繋がる電話は博物館入り、iPhonの仕組みは小父さんには珍紛漢紛だそうです。