珍変換

週刊ポスト2011年3月4日号

■今日は苦情が来た→脅迫状が来た(お客様相談センターは大騒ぎ)
■父に「定職に就け」といわれた→父に「定食煮付け」といわれた(バイト先の定食屋に父親が来客?)
■今年中に埋蔵金を発掘したい→今年十二枚雑巾を発掘したい(ずいぶん夢のないトレジャーハンターである)
■謹賀新年→金が新年(不景気ですもんね)
■無邪気な小中学生→無邪気な焼酎学生(お酒は20歳から)
■見積書はよく出来た内容です→見積書は欲で汚いようです(商談は間違いなく決裂)

 ミスを減らす方法は、複数の文節をまとめて変換すること。現在の漢字変換ソフトのほとんどは文脈や文意を判断する機能があるので、「おかんがはしった」で変換キーを押せば、「オカンが走った」にはならず、「悪寒が走った」と最初から正しく表記される。

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 とは言っても、有名ブログで筆者がnon推敲を自慢しているのさえ有ります。新聞の校閲でも同音異義の語では、ついつい読み過ごす事も有るそうですから、素人の私は入念に見直さねばと留意して居ります。それでも、偶には冷や汗を掻いています。
 昔盛んだった急報手段の「電報」はカタカナ表記が主流で、有名な「誤訳」に「カネオクレタノム」が有ります。「カネ送れ、頼む」「カネを呉れた。飲む」。どちらが本当かという訳ですが・・・