精進ウナギ

http://news.livedoor.com/article/detail/14943442/ で
ウナギが無いなら「精進ウナギ」 お坊さんの遊び心料理
2018年6月30日 17時38分

という記事が有りました。

近年は稚魚が不足で鰻屋さんが危機だとの話を能く聞きます。
対策として、極く最近ではサンマやイワシを使って蒲焼きにし、本物に近い食味にした物が出回っているとか。
地方に依っては、研究機関が養殖に工夫を凝らし、通常の2倍迄大きく育て、数不足を補う所も有るとのニュースも有りました。

昔から、お寺が発明したものとして有名な「雁擬 (がんもどき)」が有りますね。本当に雁肉の味なのでしょうか。
日本での精進料理では主材料に豆腐・山芋・湯葉等を使います。
純粋な菜食の栄養不足を補う為でしょう、材料をコナした後に植物油で揚げたり炒めたりする物も有りますね。食材に依っては結構蛋白質を含む物も有りますから、間に合うのでしょう。

孰れにしても「お寺さん」の肉料理に対する執念が感じられます。

余計な話ですが、NHKの古い出版物には「一言で謂うならば、平家は精進料理が主な「宮廷料理もどき」を食べていたので、肉食も平気な源氏に負けたと、骨格の研究から云える。加えて、平家敗北の年に日本西部が不作に見舞われたのも大きいかとも」との記述が有ります。