インフラ

 最近、高層マンションのスラム化が話題に成ったり、前回東京オリンピック前後の高速道路の老朽化が謂われています。老朽化とは違いますが、先般、北海道のJR線で好い加減な線路保守の為に事故が頻発しました。
 アメリカの都市でもインフラの老朽化が謂われていますが、先日、こんな事故が有りました。
 この7月19日6:40 a.m. (10:40 GMT)、ニューヨークは五番街21番地、フラティロン・ビル近辺の道路の真ん中で蒸気配管が破裂し、道路に穴が開き、蒸気が猛烈に噴き上がるという事故が有りました。
 この配管は敷設から86年経った「年代物」だそうです。
 他にも、ハイウェイは穴だらけ、地下鉄の老朽化、エスカレーターが停止したままのビルなど、吃驚させられる状況がフツーだと言う人も居ます。

2012年12月、山梨県中央自動車道笹子トンネルで、ずさんな点検によって老朽化を見落とした結果、約140mにわたって天井板が崩落。車3台が下敷きとなり、9人が死亡しました。
民事訴訟では、横浜地裁が「目視だけの点検を選択した過失があった」として会社側の過失を認め、総額4億4千万円余りの賠償を命じる判決を言い渡しました。
 刑事訴訟で甲府地検はは中日本高速道路名古屋市)の金子剛一元社長ら8人全員を不起訴としました。
 全国の橋の7割以上を管理する市町村では慢性的な財政難に陥っています。
国交省が2016年、全国の自治体に現在の予算規模で修繕が可能か尋ねたところ、約6割の市町村が「不可能」と答えました。