英語公用語

 「日本の公用語が日本語と英語(米語?)になれば日本の地位も国力も飛躍的に高まる」と宣うた米人が居る。
 英語は事実上の「世界標準語」に見える。米語を含む英語を母国語としない人が或程度英語をマスターする間の努力を、英語圏出身者は別の事、例えば専門の研究に振り向ける事が出来ると思える。
 何年か前、楽天ユニクロが英語を公用語にすると発表して、就職志望大学生の人気圏外に落ちた。
 英語ばかり勉強して来て、専門分野の能力はそれだけ低い人材が集まり、英語力で社長になって会社が可怪しく成った例が有る。
 日常会話と専門分野の英語とではレベルが違うから、母国語で専門分野から入って行って英語を後から学んだほうが効率的だろうが、多くの外国では英語でしか高等教育が出来ない国が殆ど。印や比も英語が公用語であり英語が分からなければ高等教育が受けられない。これが印や比が近代化に遅れた原因らしい。

 日本人のノーベル賞受賞者が皆英語に堪能だったか如何か、私は知らない。