ユーロトンネル

ユーロトンネル
 1751(宝暦元)年 、仏のアミアンアカデミーが新しい海峡横断交通のアイデアを募集して計画が始まりました、仏のカレー県コケルから英のケント県フォークストン間を繋ぐ全長50.5km、海底部37.9km、最大水深60m、レール幅が標準軌(1435 mm)のトンネルです。
 1882(明治15)年、海峡トンネル会社がイギリス側から掘削を開始しましたが、翌年 、英国議会が国内保安を理由に掘削に反対する立場を議決し,一方的に工事が中断されました。
 1986(昭和61)年5月 に工事再開、1990(平成2)年12月1日 にトンネルが貫通、1994(平成6)年5月6日、開通式の運びとなりました。
 2006(平成18)年8月2日、運営会社ユーロトンネルが破綻しましたが運用そのものは継続し、2014(平成26)年5月、ほぼ全線で携帯電話の通話が可能になりました。
 なお、ユーロスターの営業最高速度は300km/hですが、英仏海峡トンネル区間では160km/hに制限されています。陸上部で最高速度140km/hのユーロトンネルシャトル及び貨物列車とのすれ違いがある為とか。