天かす火事

http://news.livedoor.com/article/detail/14410893/ から
酸化で熱も…「天かす」が原因? うどん店が全焼
2018年3月9日 18時8分

 うどん店が全焼した火事の原因は天かすだった。

 福岡県嘉麻市のうどん店。7日に火災が起き、2階の壁などが燃え落ちた。約90平方mが全焼したというが問題は出火の原因。

 火元は天かすだったという。それが、なぜ火元に。

 こんな実験がある。調理後の天かす。ざるに入れ放置すると、約30分後、煙が出始めた。さらに、300度を超え発火。同様な現象がうどん店でも起きたとみられる。天かすは火災の前夜、40cmほどのざるにまとめて入れられていた。さらに、鍋に乗せられふたをしていたが、朝方になり火が付いたとみられる。

 こうした状況では天かすの油にある変化が起きるという。油が酸素に触れ、熱が出るというのだ。この原理は使い捨てカイロでも使われている。鉄などが酸化し、熱くなる仕組みだ。一方の天かす。表面の面積が広いため、沢山の油が空気と触れやすくなるという。また、1カ所に集めると熱がこもる。条件によっては100度前後も上昇。それも、ジワジワと熱くなるという。

 札幌市消防局消防科学研究所・菅原法之所長:「(油であげた)すぐ直後には火災化はしない。今回の場合もそうだが、(発火まで)数時間かかる」

 油と酸素が引き起こす危険な熱。実験をした札幌市消防局は、天かすを保存する場合は小分けにし、酸素を遮断してほしいなどと呼び掛けている。

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天かすが発火するのは、年寄りには常識の話。珍しい火元としては
湾曲の有るピカピカなビル壁際のバイクに火が付いた、窓際のガラス水差しが凸レンズの役をして脇の可燃物が燃えた、農家の倉庫に有った生石灰に猫が小便を掛けて発火したなど、吃驚ものが色々と有ります。消防関係の人が多くの珍例を知ってるかも・・・
と書いてたら、3月10日に下記のニュースが有りました。

http://news.livedoor.com/article/detail/14414450/ から
さびた鉄が熱を…スクラップ置き場14時間燃え続ける
2018年3月10日 17時43分 テレ朝news
 千葉県市原市のスクラップ置き場で鉄くずなどが焼ける火事があり、約14時間にわたって消火活動が続きました。

 10日午前0時前、市原市千種海岸のスクラップ置き場で「火が出ている」と119番通報があり、火は午後2時過ぎに消し止められました。このスクラップ置き場では過去にも同じような火災があり、警察は今後、管理の徹底を指導することにしています。