ホメオパシー

 2010年8月24日、日本学術会議ホメオパシーに関する会長談話を発表した。声明で会長の金澤一郎は、
「科学的な医療改革・医学教育からのホメオパシーの排除により、質の高い現代医療が実現した」
「効果があるとする過去の論文は全て誤り」
「治療としての有効性がないことは科学的に証明されている」
「水の記憶などとは荒唐無稽」
「欧米では、非科学的であることを知りつつ信じる人が多いために排除することが困難な状況」
「現段階でホメオパシーを信じる人は(日本国内では)それほど多くないが、医療現場から排除されないと『自然に近い安全で有効な治療という誤解』が広がり、欧米と同様の深刻な事態に陥ることが懸念される」
と指摘。「科学的根拠は明確に否定されており、医療関係者が治療に用いることは厳に慎むべき行為である」とした。

「痛いの、痛いの、飛んでけー」とか、或種の心身症患者に偽薬を処方するのとはレベルの違う迷信だという事を徹底しないと、輸血反対で子供を殺した親と同じ過ちが再発する危険が有るんでしょうね。