ゴミの山から札束

ゴミの山から札束…孤立死増、気付かず廃棄か
2017年11月21日 16時49分

読売新聞
ゴミの山から札束…孤立死増、気付かず廃棄か

 全国各地のごみ集積所や処理施設で今年に入り、高額の現金が相次いで発見されている。
 1000万円以上が見つかったのは、読売新聞の取材で少なくとも6府県で7件、金額にして約1億3150万円に上る。高齢者の孤立死が増える中で、遺品整理の専門家は「遺族らが遺品に札束が入っていることに気付かずに捨てるケースが増えているのでは」と分析している。

 石川県加賀市では観光地・山代温泉街のごみ集積所で8月、70歳代の女性が紙箱から金融機関の帯封付きの約2000万円の札束を見つけた。県警大聖寺署に届けられたが、3か月の保管期限を過ぎても落とし主が現れなかったため、遺失物法に基づき、所有権が11月15日、女性に移った。

 4月には、群馬県沼田市の廃棄物収集会社の男性従業員が取り壊された住宅のがれきの中から約4250万円の札束を発見。10月には京都市廃棄物処理施設で袋に入った大量の1万円札が出てきた。富山市ではいずれも廃棄物処理施設で10月に約1000万円、11月に約1700万円が見つかった。
http://news.livedoor.com/article/detail/13922095/